中区寺町 本願寺広島別院
令和6年11月23日(土)15時より中区寺町 本願寺広島別院に於いて広陵東組仏教壮年会報恩講が開催されました。
原田真澄(法明寺)広陵東組組長の調声により組内法中も出勤し「正信念仏偈」のお勤めをしました。お勤めの後、原田真澄(法明寺)広陵東組組長、長瀬充良(善徳寺門徒)広陵東組仏教壮年会会長の挨拶がありました。
法話
講師 三ケ本義唯(広島北組 徳行寺)師
講師に三ケ本義唯(広島北組 徳行寺)師をお迎えして 「浄土真宗の供養について」という講題で、教行信証の後序(親鸞聖人 著述)「前に生れんものは後を導き、後に生れんひとは前を訪へ、連続無窮にして、願はくは休止せざらしめんと欲す」の御文をご讃題にいただきご法話をされました。
「供養」という言葉はよく使いうが、どのような思いや意味で使っていますか?たいていは「先祖供養」という意味あいで使っていると思います。先祖を敬い追弔する心は悪いことではありません。しかし、自分の身に罰や祟りが当たららないように、わが身を守ってくださいね。といった自分本位な思いがありませんか。もともと供養とは「三宝(仏・法・僧)に供給する」ことを意味しました。いつのまにか先祖供養と意味合いになってきました。
親鸞聖人は「歎異抄」第五条に「親鸞は父母の孝養のために、一返にても念仏申したることいまだ候はず。一切の有情はみなもって世々生々の父母・兄弟なり・・」と申され、これは「追善供養」という、その時代では一般的な考え方の転換を示されました。先祖をはじめ多くの方が大切に受け継いできたみ教えのご縁をいただくことが真宗としての供養ではないでしょうかと、お説きくださいました。
最後に幸卓一(千暁寺門徒)広陵東組教壮年会副会長の閉会の挨拶があり、全ての行事が滞りなく終了しました。
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