中区区大手町浄寶寺
令和6年10月17日(木)13時半より中区区大手町 浄寶寺に於いて広陵東組仏教婦人会連盟の報恩講が開催されました。
諏訪義円 浄寶寺住職の調声により組内法中も出勤し「正信念仏偈」のお勤めをしました。お勤め後に山崎深雪(正光寺門徒)広陵東組仏教婦人会連盟委員長、原田真澄(法明寺)広陵東組組長の挨拶がありました。
法話
講師 諏訪義円(広陵東組 浄寶寺住職)師
講師は諏訪義円(広陵東組 浄寶寺住職)師が勤められ、正像末和讃(親鸞聖人 著述)の
「五濁悪世の有情の 選択本願信ずれば 不可称不可説不可思議の 功徳は行者の身にみてり」をご讃題にいただき、ご法話をされました。
小学校6年で家族もお寺も一瞬で失い、原爆孤児となった諏訪了我 浄寶寺前住職がどのように絶望から立上り、浄寶寺を復興させていったのかというお話をされました。
親鸞聖人は混乱の時代にあっても、お念仏のみ教えを心のよりどころとして念仏一筋の人生を歩まれました。親鸞聖人在世の時代とは変われども、戦後の荒廃した正に五濁悪世の時代にあって、前住職は自らの人生を重ねながら親鸞聖人のみ教えに導かれ、心を奮い立たせながら困難に立ち向かう人生を歩んできたと思います。また「原爆語り部」として自らの体験を語り、先頭に立って平和活動にも尽力してきました。
平和公園内に平和之観音像があります。「嗚呼 中島本町の跡・・・・」と刻まれています。
「嗚呼」という声なき声に万感の想いがあります。その声なき声に阿弥陀さまは寄り添ってくださいました。前住職は多くの方に支えられ結婚後は前坊守と二人三脚でお念仏をいただき報恩感謝の人生を歩んできました。正にみ教えあればこそだと思いますと、お説きくださいました。
余興
法話終了後に浄寶寺仏教婦人会会員でフラダンスの会に所属されている方がいらっしゃりその会の方々によるフラダンスの余興を披露していただきました。
最後に西村富美恵(明教寺門徒)広陵東組仏教婦人会連盟副委員長の閉会の挨拶があり、全ての行事が滞りなく終了しました。
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