去る、11月29日(土曜日)、本願寺広島別院において、広陵東組第2期「れんけん」を開催致しました。

(連研だより「LISTEN UP!」を発行しました。ご覧ください。クリック!

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「れんけん」とは「連続研修」の略で、現代の社会や個人が抱える諸問題をテーマとして掲げ、仏様のみ教えに照らし合わせながら、話し合い、考え、深めていく場です。

武田勝道広陵東組長(教西寺住職)は、開会式冒頭挨拶で「自由にのびのびとした雰囲気で、大いに発言、質問してください。そして、さまざまな気づきを経て、目覚めた真宗門徒となって頂きたい。」と参加者に期待を寄せました。

続いて、法山総貫連研部会部長(妙蓮寺)は、讃仏偈の最後のご文を掲げ、常に仏説を鏡として、問題を考えていく大切さを示しました。

第1回目のテーマは「であい」。

原田真澄連研部会副部長(法明寺)が、「れんけん」の進め方についてオリエンテーションを行った後、今回の「れんけん」講師として、テーマ「であい」について、次のように問題提起。

①この連研をどこで知り、またなぜ参加されましたか?

②今までの人生で心に残る、であった人、物事は何ですか?

③その「であい」をとおして、何をいただきましたか?

この問題提起をもとに、参加された20名(全申込者22名)が「であい」について活発な話し合いを行い、最終的に次のような意見にまとめられました。

●人との「であい」・「つながり」の全てが勉強となる。尊いご縁。

●世相として利己主義がはびこり、お互いが思い遣る「であい」や「つながり」が生じにくい世の中となった。 

●「であい」によって、人生が変わった(良くも悪くも)。

●仏壮・仏婦・住職などの勧めによって「れんけん」に参加した。仏教を通じて、今後どのように生きるか、問っていきたい。

●ご仏縁との「であい」に感謝。この思いを周りの方々に還していきたい。

●色々な「であい」によって、自分のほんとうの姿に気づかせて頂いた。

これらの意見を受け、原田真澄師が「まとめの講義」を行い、第1回「れんけん」を無事終了。

講師・スタッフはもちろん、参加者の皆さまの熱意が伝わってくる、ありがたい場でした。

最後に原田師「まとめの講義」概要を掲載して、このトピックスを終えたいと思います。

【今日は第2期連研の第1回目、まさにスタートの回です。話し合い法座はいかがだったでしょうか?初めての事で少し緊張や戸惑いがありましたか?今回のテーマは「であい」ようこそ連研へでした。班発表を聞いていますと、問題提起に沿って、皆さんで話し合いを進めていただけたように思いました。連研に参加されたのは、ご住職さんや仏教婦人会・壮年会等の勧めにより参加をされたかたがほとんどです。第1期連研に参加されてこの度また参加をいただいた方もいらっしやいます。どのような内容でも仏教の教えにであいたいという思いからこの研修会に参加されたという意見が多く聞こえてきました。また、初めてこのような会に参加された方もいらっしやいました。いずれにしても有難いご縁だなと感じるばかりです。

 「であい」はうれしいことばかりでなく、悲しい・つらいこともありますね。人生を歩めばその繰り返しです。であって・わかれてまたであって・わかれて、その度ごとに喜怒哀楽が必ずついて回ります。幾たび繰り返すのでしょうか。
 「あう」という漢字はいろいろあります。「会 逢 合 遭 値 遇」など。それぞれには意味があり言葉を使い分けます。「会」は決められた場合に人と人のであい、人があるものや出来事とのであい、非常に広義に使います。「逢」は人と人とのであいにかぎって使います。「合」は色・形・心等 調和をさせるという場合に使います。「遭」は好ましくないことに偶然であう。「値」はちょうどそこでであう、あうべくしてであう。「遇」はたまたま、偶然、よきせぬことにであう。 今日、広島別院で連研という研修会でみなさまと「であい」をしました。日時場所を決めていますから「会」といえます。また、初めての人とは「遇う」といえます。これは、一般的に言ったことです。
 これって偶然でしょうか?必然でしょうか?
 この研修会の回を重ねていくとどのようにいただきかたが変わるでしょうか。今考えれば、あの人とのであいが、あの事とのであいが深く自分の人生に関わるとは!みんな、経験しています。あれは偶然でなく必然だったんだとね。でも今は単なる偶然の「であい」ですよね。
 親鸞聖人は「値遇」という言葉を大切にされています。その言葉の意味合いを共にこの研修会を通じて考えていけたらなと思います。「人生は出遇いによって豊かになり、わかれによって深くなる」よく言われる言葉です。何かのであいによって大きく転ぜられるものがあります。
 次回は「わかれ」がテーマです。「であい」「わかれ」反対のテーマのようですが切り離せないものです。
 今日のこの話し合いをふまえて、次回またお会いしましょう。】